もうお盆も過ぎ、猛暑も一息かと思っていたところ、ニュースでは毎日熱中症アラート。
アナウンサーは家の中でクーラーをかけて、できるだけ外にはでないようにと暑さに対する警戒を喚起をしているが「外出をひかえるように」と言われても植物たちの成長は待ってくれない。
むしろ植物たちは40℃を超えるような暑さのハウスの中で、よく「生きている」と称賛に値する。彼らが成長する限りは、私たち人間のできることとして、しっかりかん水をしてあげること。植物たちも熱中症にならないようにお世話が必要。
植物ファーストを実行しながら、人間ファーストも並行して進める。なかなか難易度は高い。
今回は熱中症の話題ではなく、ミツバチがテーマ。
ミツバチも暑さに弱いのは承知のところかと思うが、暑い時は羽を羽ばたかせ、巣箱の温度をせっせと下げるようにしているところをよく見かける。

ところで、イチゴの授粉に大活躍するミツバチであるが、特に10時~12時までは出巣・訪花が多く、12時以降は休む傾向にある(杉村ら 2025)。四六時中働きものと思っていたが、気を抜く時間があるようである。
人間も、お昼ご飯を食べた後というのは眠たくなるというのと同じことだろうか?
いずれにしても、
ミツバチも人間も暑い時間の仕事をするのは避けて、シエスタ(昼休憩、お昼寝)する。
涼しい時間に仕事を集中するのがよいようだ。うまく働き方を考えて、この「暑さ」を乗り切ろう。
参考文献:杉村ら. 2025. イチゴ施設栽培におけるミツバチの出巣数と受精不良果の関係. 園学研24別1, 25. 117.